ドライブ・システムに対する計算方法をステップ・バイ・ステップ方式で説明した解説書です。
各種計算式の説明など、ドライブ・システム理論の理解に重点を置いています。
様々な応用例に対して検討し解説しています。

著者のDr.Urs Kafaderは1963年スイスに生まれ、チューリッヒ工科大学で物理学を学び、フランスのオート・アルザス大学にて博士号を取得しています。
現在はマクソンモータのテクニカル・トレーニング部門に属し、従業員やカスタマへの様々なトレーニングコースやセミナーを開催する一方、モータ選定のプログラムの開発にも力を注いでいます。

目次

• ■ 1. マイクロドライブの概要
  1. 1.1 　ドライブシステムの各構成要素の役割
  2. 1.2 　オープン・ループとクローズド・ループ制御
  3. 1.3 　制御変数
  4. 1.4 　出力の留意点
  5. 1.5 　時間軸上で見たドライブ処理
• ■ 2. 選定プロセスの基本的な考え方
• ■ 3. ステップ1：状況分析と環境
  1. 3.1 　動作方式
  2. 3.2 　機械的ドライブ構想と配置
  3. 3.3 　制御法の構想
  4. 3.4 　電源の検討
  5. 3.5 　境界条件と機械的インターフェース
  6. 3.6 　予測
• ■ 4. ステップ2：負荷の動作
  1. 4.1 　動作ポイント
  2. 4.2 　速度、角速度、回転数
  3. 4.3 　動作特性と運動力学
  4. 4.4 　力、トルク
  5. 4.5 　時間軸上の側面: 動作モード
  6. 4.6 　重要なデータの決定
  7. 4.7 　慣性質量モーメントの計算
• ■ 5. ステップ3 : ドライブの機構設計
  1. 5.1 　ドライブの機構に共通する特徴の全体像
  2. 5.2 　モータまたはギア軸にとって重要な負荷データの変換
  3. 5.3 　ギアヘッド
  4. 5.4 　歯付ベルトドライブ
  5. 5.5 　スピンドルドライブ
  6. 5.6 　ベルトドライブ、コンベアベルト、クレーン
  7. 5.7 　ラックピニオン
  8. 5.8 　カムとクランクシャフト
• ■ 6. ステップ4 : ギアヘッドの選定
  1. 6.1 　ギアヘッドの選定
  2. 6.2 　回転数とトルクの変換
  3. 6.3 　検討すべきその他の要因
  4. 6.4 　マクソンギアヘッドの性能と製品の全体像
• ■ 7. ステップ5 : モータの選定
  1. 7.1 　マクソンモジュラーシステム
  2. 7.2 　回転数とトルク要求
  3. 7.3 　モータの適合性
  4. 7.4 　整流システムの選定
  5. 7.5 　マクソンモータの製品概要と性能
• ■ 8. ステップ6 : 巻線の選定
  1. 8.1 　回転数-トルク特性
  2. 8.2 　巻線の選定
  3. 8.3 　電流の検証
• ■ 9. ステップ7 : コントローラとフィードバックセンサの選定
  1. 9.1 　制御変数とフィードバックセンサ
  2. 9.2 　通信、設定値、データ処理
  3. 9.3 　出力
  4. 9.4 　追加のコントローラ性
  5. 9.5 　コントローラ性能の追加情報
  6. 9.6 　フィードバックセンサ選定の判断基準
  7. 9.7 　インクリメンタルエンコーダ
  8. 9.8 　DCタコ
  9. 9.9 　レゾルバ
• ■ 10. マクソン 選定プログラム
  1. 10.1 　ユーザコンセプト
  2. 10.2 　負荷入力
  3. 10.3 　可能性のある解決策およびフィルタのリストアップ
  4. 10.4 　データシート
  5. 10.5 　その他の機能: カタログデータ、比較、慣性計算ツール
  6. 10.6 　技術情報
• ■ 11. 包括的な実例: 位置決めステージ
  1. 11.1 　課題の定義
  2. 11.2 　ステップ1：状況分析
  3. 11.3 　ステップ 2:負荷要求
  4. 11.4 　ステップ3: ドライブ配置
  5. 11.5 　ステップ4: マクソンギアヘッドの選定
  6. 11.6 　ステップ5: モータ･タイプの選定
  7. 11.7 　ステップ6: 巻線の選定
  8. 11.8 　ステップ7: コントローラおよびエンコーダの選定
• ■ 12. 特殊な要求条件
  1. 12.1 　低い外気温
  2. 12.2 　高い外気温
  3. 12.3 　低気圧または真空環境での動作
  4. 12.4 　航空宇宙用途
  5. 12.5 　滅菌可能なドライブ (オートクレーブ対応)
  6. 12.6 　低ノイズドライブ
  7. 12.7 　EMIの留意点