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コラム

ESCON Studio ⇔ ESCON本体とのUSB接続ができない場合の対処法、ご確認いただきたいこと

maxonのモータドライバ 「ESCONシリーズ」は、設定ソフト「ESCON Studio」を用いて初期設定を行う必要があり、USBケーブルでPCとESCON本体を接続します。ほとんどの場合USBケーブルを接続すれば自動で認識、読み取りをしますが、稀に接続ができないというお問い合わせをいただくこともございます。ケーブルを接続しても通信ができない場合にまずご確認いただきたいことを以下にご案内いたします。

ケース①:仮想モードで動かしている
ESCON StudioはESCON本体をつながなくても「仮想モード」で動かすことによって、設定のシミュレーションやパラメータファイルを作成することができます。 直近に仮想モードで動かし、再度ESCON Studioを立ち上げると仮想モードのままで立ち上がってしまうため、ESCON本体と接続するには変更が必要となります。

ESCON Studioの画面左上「アクティブなコントローラ」を見て、「IPC XX」(仮想モード接続)になっている場合は、「USB XX」(XXはPCに接続しているUSBポートの場所などで異なる)に変更してください。
例:仮想モード「ESCON-362-DC-IPC0」を、本体との接続「ESCON-505-USB0」に変更する。

例:仮想モード「ESCON 36/2 DC – IPC0」を、本体との接続「ESCON 50/5 – USB0」に変更する。

ケース②:USBケーブルが「通信対応」ではない
一番多いケースがこちらで、PC⇔ESCONとの接続は「USB Type A – micro B」のケーブルで行いますが、市販されているケーブルは「通信対応」のものと「充電専用」の2種類があり、「充電専用」のものですと通信をすることができません。
(いわゆる ‘100円ショップ’ などで売られているものはこの場合が多いです。また、見た目だけでの判断は難しいです。)
通信が出来なかった場合はケーブルを変えてお試しください。
なお、USBケーブルの抜き差しは、必ずESCONの電源を落とした状態で行ってください。

「USB Type A – micro B」ケーブルは市販の「通信対応」のものでもお使いいただけますし、maxonでも販売をしております。

  • 403968 USB Type A – micro B Cable
    単価:¥1,900-/本(税別、数量ランク1-4台時。2023年1月時点 ※単価は変更になる可能性があります。)

こちらのコンテンツのPDF版はこちら。

(TAKA)