EPOS4とEPOS2が混在するネットワークでの注意点
EPOS4とEPOS2が混在するネットワークで、弊社ライブラリ(サンプルプログラム)をご使用の際にはいくつかの注意点があります。
● OpenDevice、OpenSubDeviceコマンド
プログラムの流れとしては、最初にPCとEPOSの接続設定を行います。
OpenDeviceコマンドおよびSetProtocolStackSettingコマンド(または合わせてOpenDeviceDlgコマンド)で、通信タイプ(USB、RS232、CANopen)やポート名、通信速度、デバイス名(EPOS4/EPOS2)などの設定を行います。
<EPOS4とEPOS2が混在しないネットワーク>
EPOS4とEPOS2が混在しないネットワークの場合は、上記接続設定で取得した“keyHandle”をその後全てのコマンドに使用できます。
<EPOS4とEPOS2が混在しているネットワーク(USBまたはRS232)>
しかし、EPOS4とEPOS2が混在しているネットワークの場合、Gateway Device(PCと接続されているEPOS)で、OpenSubDeviceコマンドによりEPOS4用、EPOS2用それぞれの“keyHandle”を取得する必要があります。
EPOS4とEPOS2は完全互換製品ではなく、一部パラメータ(Object)が異なります(詳細はこちら)。
そのため弊社ライブラリでは、デバイス(EPOS4/EPOS2)に応じて自動的に書き込むパラメータを変更しています。デバイスを識別するためにOpenSubDeviceコマンドでそれぞれの“keyHandle”を作成し、各コマンドはデバイスに応じた“keyHandle”を使用します。
<EPOS4とEPOS2が混在しているネットワーク(CANopen)>
PCとの通信がCANopenの場合は、Gateway deviceがありませんのでOpenSubDeviceコマンドは必要ありません。
デバイスの識別のために、OpenDeviceコマンドでEPOS4、EPOS2それぞれの“keyHandle”を取得してください。
コマンドの詳細はマニュアル「EPOS Command Library」(クリックするとダウンロードが始まります)を参照してください。
(KASA)