ブラシレスモータに「コアレス巻線」と「コア付き巻線」がありますが、ここで言う「コア」とは何を指しているのでしょうか
下図のように、ラミネートスチール(鉄)に銅線を巻き付けた構造が「コア付き巻線」です。英語ではslotted winding や icon coreと同義です。
下図のように、銅線がラミネートスチールに巻き付けられていない構造が「コアレス巻線」です。英語ではslotless winding や air coreと同義です。
「コア付き巻線」では、巻線(コイル)内部に鉄を充填した構造により、磁束密度を上げてより高いトルクを得られる反面、巻線のインダクタンスが上がるほか、コギングトルクも発生します。
詳しくはこちらのコラムもご覧ください。
<参考>ブラシ付きDCモータ(DCX, DC-max, RE, A-max)にはコアレス巻線を内蔵しており、下図のように銅線が回転側、磁石が固定側の構造となります。(HIIT)