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コラム
- 公称電圧が12Vのモータを24Vで駆動するとき、気をつけることとは
- 高速域(低トルク域)での利用をご検討の場合
公称電圧を変えても、カタログデータ13行目の「回転数定数(rpm/V)」は不変のため、無負荷回転数が概ね2倍となります。このとき、以下の点についてご確認ください。
・カタログデータ23行目の「最大許容回転数」
・摩擦トルクの影響(ベアリング摩擦や鉄損)
・コントローラの出力電圧、最大回転数(こちらの製品コラムをご参照ください)、最大入力周波数
・ギアヘッドの最大連続入力回転数(ギアヘッドを取り付ける場合)
・エンコーダの最大許容回転数および最大周波数(エンコーダを取り付ける場合)
・DCタコのロータ軸の共振周波数(DCタコを取り付ける場合)
・ボールネジの最大許容回転数(ボールネジを利用する場合)
・その他、アプリケーションに固有の確認事項(例:作動音)注:コア付き巻線タイプのブラシレスモータ(EC-i、EC flat、EC frameless、ECX Torque)を高速域でお使いの場合は、回転数定数をカタログ値から計算し直す必要があります。詳しくはこちらの製品コラムをご参照ください。
- 低速域(高トルク域)での利用をご検討の場合
カタログデータ14行目の「回転数/トルク勾配(rpm/mNm)」、12行目の「トルク定数(mNm/A)」は不変のため、停動トルクおよび電流が概ね2倍となります。このとき、以下の点についてご確認ください。
・モータの焼損保護の検討(こちらの製品コラムをご参照ください)
・コントローラの最大出力電流
・ギアヘッドの効率低下
・その他、アプリケーションに固有の確認事項(例:ケーブル径)