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フレームレスモータ

maxonにブラシレスDC モータがフレームレスキットとして登場

ロボット工学の分野では、モータは軽量かつ高トルクでなければいけません。
この条件が満たされてはじめて、ロボットアームやグリッパのダイナミックな動きが可能となります。スイスのモータメーカーmaxonは、既に評判の高いブラシレスフラットモータのフレームレスキットバージョンを新しいソリューションとして提案します。
これによる様々な利点をご紹介します。

DCモータを構造内に最適に組み込むことができない場合もあります。
たとえば、省スペースや軽重量といった特徴がより重視されるロボット関節では、標準のソリューションは限界に突き当たることになります。
このため、maxonは、成長を続けるロボット市場に向けた代替案として、既にラインアップにあるブラシレスフラットモータ(ECフラット)をフレームレスモータキットとして提案いたします。
このスリムモータキットでは、ロータとステータはベアリングやモータ軸なしの分離状態で提供され、コンポーネントを組み立てる時点で初めて相互に接続されることになります。
これにより、お客様は最小限のサイズで高いトルク密度を実現するという、理想の条件を手に入れることができます。

EC-flatシリーズのブラシレスフラットモータは外径わずか43〜90mmと、超小型構造です。アウターロータとして設計されたこのモータの内部には、ケーブル用のスペースがたっぷりとられています。maxonはこれをホールセンサと一緒に提供し、制御を簡易化しています。

ケーブル用スペース

エンジニアはマクソンのフレームレスモータをロボット関節に省スペースで組み込むことができます。これによって得られる利点には以下のようなものがあります:

  • 機械構造への高い統合性
  • 多極アウターロータによる高トルク
  • 低いコギングトルク
  • ケーブル用のスペースに余裕がある
  • 高い過負荷能力
  • ホールセンサおよび熱センサ(NTC)を装備

使用上のご注意

  • アウターハウジング(モータが組み込まれる支持構造体)およびモータシャフト、ベアリングは本製品に含まれません
  • 組み込まれる装置の構造によって、ロータおよびステータの外側で固定およびセンタリングをする方法や、モータシャフトも内側または外側など、組み込み方法および取り付け方法は様々です
  • 規定された寸法および公差を遵守していただくことは、安全でトラブルフリーおよび長寿命運転に欠かせません
  • 組み込みの際、ロータとステータが接触しない様、十分にご注意ください(組み込みには専用挿入治具の製作が必要です)
  • 組み込み数が少ない等の理由で治具製作が難しいお客様には、製作経験のある業者様を紹介致しますので弊社にお問い合わせください
  • 組み込みの際に生じた障害、不具合に関しましては弊社は責任を負いません

フレームレスモータがご要望に適しているかどうかはケースバイケースです。maxonのセールスエンジニアがお客様へアドバイスし、決定をお助けします。
皆様からのお問い合わせをお待ちしています。

フレームレスモータのリーフレットはこちらからダウンロードいただけます。