セラミック製のスピンドルを検討の際、どのようなことに気を付ければよいでしょうか
1) 伝達効率
摺動部が面接触となりますので、伝達効率はボールネジにくらべると低くなります。ねじのピッチや摩擦角(ねじ面の摩擦係数や潤滑の有無)にもよりますが、セラミックスピンドルの伝達効率は概ね30~40%程度です。
2) ねじ山のはめあい
お客様側でスピンドルナットをご用意される場合は、ねじ山の寸法や精度など、取り合い上必要な情報のご連絡をお願いいたします。
3) 表面硬さ・潤滑・表面処理
スピンドル側が硬い素材となりますので、ナット側の表面の耐摩耗性が要検討となります。面圧などの負荷条件や耐久要件など、使用条件によっては潤滑剤の塗布や表面処理を施す必要もあります。