バックドライブ可能なギアヘッドはありますか。また、セルフロックするギアヘッドはありますか
<バックドライバビリティ>
・ プラネタリギアヘッドでは、段数が1と2の場合にバックドライブ可能です。段数が3を上回ると、許容トルク範囲内でバックドライブできなくなる傾向にあります。GPXシリーズのUP ウルトラパフォーマンス仕様については、4段品でも最大効率が約90%と高く、バックドライブ可能です。
・ プラネタリギアヘッドより、スパーギアヘッドの方が容易にバックドライブ可能です。
・ プラネタリギアヘッドは、設計上、バックドライブでの連続動作を想定しておりません。発電機等へのご利用をお考えの場合は、特注品のご検討をおすすめします。
<セルフロック>
1) 摩擦角がリード角より大きいことによる本質的なセルフロック
・ 段数に関わらず、プラネタリギアヘッドおよびスパーギアヘッドには、この意味合いでのセルフロック機能はありません。
・ メートルネジおよび台形ネジ仕様のスクリュードライブは、伝達効率が50%を下回っており、静的荷重に対しセルフロック機能を有します。加振時にセルフロックが外れないか、実機確認をお願いいたします。
2) 摺動抵抗が大きいことによる見かけ上のセルフロック
・ バックドライブできないギアヘッドがこちらに対応します。なお、カタログ標準品について、摺動抵抗の保証は行っておりません。