AGV(無人搬送機)
AGV(無人搬送車)とは「Automatic Guided Vehicle」の頭文字をとったもので、自動で誘導される車両(乗り物)すなわち無人で動く車両を意味します。製造現場などにおいて、人がフォークリフトで材料や部品、完成品などを運搬していた役割をAGVが担うようになりましたが、最近になって物流倉庫や病院などの施設での導入が加速的に拡がりました。(AGVと並びよく話題になる「Autonomous Mobile Robot」の頭文字をとったAMR(自律型協働ロボット)は、自動でルートを算出し走行する車両を指しますが、これはAGVの一種です。)
構内搬送車両といえば一見単純な動作に思えますが、内輪・外輪で速度差を出し走行するため、実際には緻密な制御が必要です。そのためモータにも高精度な制御性が求められます。またmaxon EPOS4には、セーフトルクオフ≪Safe torque off:STO≫(IEC 61800-5-2準拠/認証なし)の機能があるため、動作の安全を重視するAGVに多く採用されています。
バッテリーをより多く積みたいAGVの設計において、小さくてトルクが高く、さらには信頼性や静音性に優れたmaxonのモータは設計の自由度を広げる役割を担っています。
カスタマからのモータへの要求: | maxonのカスタム対応: |
・高精度な制御 ・小型 ・高トルク ・静音性 ・信頼性 ・安全機能(STO) |
・軸加工 ・ケーブル加工 ・ユニット供給(Wheel Drive) |
採用製品:
ECフラットモータ
扁平型のブラシレスECフラットモータは、その形状により多様なアプリケーションに対応。
念入りに考案されたシンプルな構造により、大部分の製造工程をオートメーション化することができ、お得な価格が実現しました。
ECフラットモータシリーズの概要はこちら
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IDXシリーズ
位置制御ユニット内蔵のコンパクトドライブ
コンパクトなブラシレスEC-i モータと、EPOS4位置制御ユニットとの組み合わせにより、高ダイナミックで強力なドライブシステムパッケージ。
IDXシリーズ(位置/回転数制御コントローラ内蔵)
の概要はこちら
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Wheel Drive (MW500)
AGV(無人搬送車)に最適なWheel Driveは、今後シリーズ化を進め、お客様の幅広いニーズにお応えていきます。
EPOS4
位置決めを容易にする制御ユニット
卓越したダイナミック性および極めて高い電力密度が特徴です。モジュラー設計の拡張コンセプトにより、通信やフィードバックセンサに関する多様な選択肢が提供されます。
EPOS4の概要はこちら
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