コラム:モータの電圧と電流
モータに実際に印加される電圧は、電源とコントローラの特性によります。
電源については、下記の性能の検討が必要です。
― 入力側の状況(整流の品質や電圧変動)による出力電圧リップル
― 電流負荷時の出力電圧、特にバッテリーと太陽電池
コントローラについては、下記の要因の検討が必要です。
― 最大電源電圧
― PWM制御で発生する電圧降下 一般に100%のON時間は許容されません。
― 最終出力段での抵抗値(MOSFETのp-n接合)および電流計測のための分流に起因し発生するスイッチング損失と電圧降下
ー ヒント: マクソンコントローラで使用するUmot=0.9 VCCの想定は、モータ電圧の近似値としては適切であり、コントローラでの電圧降下を明確にするために利用できます。
モータが入手可能な電流は、電源とコントローラの電流仕様で決まります。その限界は、いずれか低い方の値で決まります。したがって、連続負荷電流と断続最大電流(過負荷)で識別します。通常、過負荷動作の持続時間は、電流負荷の大きさを示す機能です。詳細はケースバイケースと考えなければなりません。