FAQ
ギアヘッド
- バックドライブ可能なギアヘッドはありますか。また、セルフロックするギアヘッドはありますか
- <バックドライバビリティ>
・ プラネタリギアヘッドでは、段数が1と2の場合にバックドライブ可能です。段数が3を上回ると、許容トルク範囲内でバックドライブできなくなる傾向にあります。GPXシリーズのUP ウルトラパフォーマンス仕様については、4段品でも最大効率が約90%と高く、バックドライブ可能です。
・ プラネタリギアヘッドより、スパーギアヘッドの方が容易にバックドライブ可能です。
・ プラネタリギアヘッドは、設計上、バックドライブでの連続動作を想定しておりません。発電機等へのご利用をお考えの場合は、特注品のご検討をおすすめします。<セルフロック>
1) 摩擦角がリード角より大きいことによる本質的なセルフロック
・ 段数に関わらず、プラネタリギアヘッドおよびスパーギアヘッドには、この意味合いでのセルフロック機能はありません。
・ メートルネジおよび台形ネジ仕様のスクリュードライブは、伝達効率が50%を下回っており、静的荷重に対しセルフロック機能を有します。加振時にセルフロックが外れないか、実機確認をお願いいたします。
2) 摺動抵抗が大きいことによる見かけ上のセルフロック
・ バックドライブできないギアヘッドがこちらに対応します。なお、カタログ標準品について、摺動抵抗の保証は行っておりません。 - プラネタリギアヘッドGP6Aを板材で固定しようと考えているのですが、 ギアヘッドにネジ穴などは掘ってあるのでしょうか。 もしなければ、どのように固定すれば良いでしょうか
- GP6Aギアヘッドはギアヘッド先端部全体が「M6×0.5」のネジになっており、取り付け板にネジを切っておき、ギアヘッド+モータ全体をねじ込んでいくという取り付け型になります。
この「ねじ込みネジ」を利用せずに、「ギアヘッド+モータ」の胴体部分を接着剤で付けてしまうというやり方もあります。 - マクソンのカタログの中で、ギアヘッドのスペックに「最大断続トルク」という項目がありますが、この「断続」とはどのくらいの時間を指すのでしょうか
- 「最大断続トルク」とは、出力軸において短時間使用可能な出力の最大値です。ここで言う「短時間」とは、
● 1秒以内
● 総使用時間の10%以内
を指します。この値を超えると、寿命が著しく短くなることがありますので、ご注意ください。 - 発注済みのギアヘッドを変更することは可能でしょうか
- マクソンの組み合わせ製品の場合、どのギアヘッドをどのモータに取り付けるのか、モータ軸部材の段階から考慮して製造しており、モータ軸に溶接(あるいは接着)するピニオンギアも膨大な種類の中からサイズの合うものを選んでいるため、後から違うギア比のものに換装することは不可能です。